美崎自治会津波想定避難訓練を実施!

第4回地域のみんなで支え合う防災対策村民講座
美崎自治会津波想定避難訓練を実施!

3・11東日本大震災を教訓に津波を想定した避難訓練が村内で初めて8月20日(土)午前10時から12時の日程で北中城村美崎自治会にて開催いたしました。北中城村役場と北中城村社協の3者共催で実施しました。

美崎自治会は海岸線に面した新しい自治会で、周辺には4階建て以上の大きな建物がないため、大津波警報が出された場合、どのようにして避難するかが課題です。又、外国人の方々も多く住んでおり、車いすの方や高齢者の方同様、災害時要援護者として取り組まなければならない状況があります。そのため通訳の方や英文での案内放送も訓練の中に取り入れました。

訓練の想定は北中城村から南東100キロ地点でマグニチュード8.0の地震が発生、20分後の津波の襲来の危険があり、4階建て以上の建物へ避難が必要となった想定のもと訓練を実施しました。避難場所としては、隣の沖縄市にあります県総合運動公園の陸上競技場のメインスタンドが約15メートルの高さとなっているため、そこを一時避難場所として、美崎広場から徒歩での約700メートルの避難訓練です。

参加者120人、関係者含め150人(車いすの参加者4人)の方々が約700mの避難場所まで14分の時間で避難完了できました。いくつかの反省、課題等はありましたが、まずは実践をすることと、日ごろの地域のつながりが大切だということを学ばさせていただきました。

避難訓練終了後に社協職員と北中城村赤十字奉仕団のみなさんで、沖縄そばとごはんの炊き出し訓練を行いました。津波想定の避難訓練は村内では初めてで、多くの方々の協力があってこそ実施できたと思います。美崎自治会だけでなく、他の自治会へも広がることを期待しています。今後は、各家庭からの津波想定の非難訓練も取り組むことができればより実践的で素晴らしいと思います。災害に強い北中城村を目指して今後も継続的に取り組んで行きたいです。

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